色無地の買取価格はいくら?相場より高く売れる着物の条件は?

色無地は訪問着のような準礼装としても着られていて、街に着て出かけたりお通夜などの弔事用と、幅広い場面で使える便利な着物です。

持っていてもあまり着ておらず、たんすの肥やしになってしまっているという方は、おもいきって買取に出すのがおすすめです。色無地は紋の数によって格が変化し、使えるシーンも変わってきます。汎用性が高いため高値で買取されることも多いです。

今回は 色無地の買取相場高く売れる買取先 をご紹介していきます。

色無地とは?

色無地

色無地は最も使い道の多い着物とされています。その名の通り、一色で染められていて柄がついていない着物です。着物が嫁入り道具であった頃、一枚持っていると重宝するとされこぞって仕立てられました。子どもの七五三や入学式・卒業式など、公式の場で着られる機会が多いのが特徴です。

適齢期が二十代であった世代だと、ピンクやオレンジ系の若々しい色合いをお持ちの方が多いのではないでしょうか。しかしそういった色が似合わない年齢になり、娘世代のほうが背が高く腕が長いので譲ることもできず、売ることに決める方が多いようです。

背中側の上部、襟の下あたりに家紋(一つ紋)が入っているものと、入っていないものがあります。買い取りのお店の方針にもよりますが、一般的に紋が入っていない方がおしゃれ着としても活用できますので、買い取り価格は高くなる可能性があります。

若い世代の方のほうが背が高く腕も長い方が多いので、着丈と裄丈(着物背中側中心の縫い合わせから袖の先までの長さ)が大きめの方がニーズがあるため、高く売ることができるでしょう。色無地は他にも、お茶席に出る機会の多い方が買い求める着物ですので、そういう方が利用者として多いお店で歓迎されるでしょう。

色無地の買取相場は?

紋の数によっても格が違うため、一律の買取価格は出せません。着物には定価が無く、保存状態も個別に異なるため、実物を見て査定してもらわないと本当の価値は分からないので、一度査定に出して実際の買取価格を聞いておくのがオススメです。

色無地の買取価格の相場は、状態が良いもので3000円から6000円程度です。

希少な色無地の買取相場は、人間国宝・久保田一竹の正絹が5万円以上、黒百合を染色加工に用いた牛首紬が3万円以上です。

但し、着物の買取に特化している専門店でなければ、真価を見極めにくいです。市場での流通数が僅かな製品を売却する際には、依頼する買取業者の選定に注意しましょう。

相場より高く売れる色無地の条件

高級品の買取金額が必ず高値になる訳ではありません。使用後の手入れを怠って保管する場所を工夫していなければ、着物の劣化が急速に進み、価値が落ちます。保管状態が悪くシミやカビが付着している場合には、買取金額が低くなる可能性は否めません。

証紙の有無も買取金額を決定する要素の一つです。証紙は、色無地の生産地や作家の名前などが印されており、高級品の価値を証明する重要な書類です。色無地も証紙も両方共に綺麗な状態で揃っていれば、プラス査定を望めます。

因みに、無名な作家の色無地やメーカーが大量生産した製品は、高額買取が難しいです。保存状態によって買取金額は異なり、500円~5000円程度の買取価格になってしまうかもしれません。

色無地は、着物を着用する際に何かと役立つため、中古市場での人気が高いです。サイズが大きい未使用品や使用頻度が極めて少ない製品は買取業界において需要が高いです。中でも、人間国宝の作家が手掛けた作品や芸術的・歴史的価値を有する工芸品は、高値で取引されています。

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色無地をできるだけ高く売るために参考にして頂ければと思います。

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